こんにちは。
母乳のあげ方が下手すぎて腱鞘炎になりました。
不器用ママの鹿野(シカノ)です。
さて、今回は出産前後の私の出来事をつづっていきたいと思います。
私は夫のはじめての転勤が決まった直後に妊娠が分かり、
妊娠中に引っ越しし、そのまま転勤先で里帰りせずに出産しました。
ここでは里帰りせずに出産したことで自分が感じた苦労したこと、
もう少し考えておけば良かった事などを紹介していきたいと思います。
プレママさんにとっては一つの一例として、参考にして頂ければ幸いですし、
育児中のママさんには、
「そんなこともあったな~」とか「自分を全然違うな~」というような、
思い出話しとして気軽に読んでほしいです☆
会社への退職連絡
私の場合、妊娠よりも先に、転勤が決まっていたこともあり、
まず転勤について行く為、会社を退職する旨を伝えていました。
直属の上司にまずは報告し、その上の上司までは退職の意向が伝わっている段階で、
さらに私の妊娠が発覚しました。
安定期まで報告しない方も多いと思いますが、私は早めに会社に妊娠の報告をしました。
つわりで急激に体調が悪くなっていましたし、
前回の妊娠の際(結果は初期流産でしたが)、
急きょ病院に行かなければならなくなった場合でも
話していた方が、お互いにとって都合が良いと思ったからです。
私の所属していた会社が中小企業で、仕事の量がひっ迫していたこともあり、
1人が急に休むことが少し大変な状態だったこともあります。
とはいえ、妊娠初期は初期流産も多い妊婦にとって、とても不安定な時期です。
自分の気持ちを優先して、安定期に報告するのか、早めに報告するのかを決めましょう。
仕事の引継ぎ
夫の転勤のため、退職の意向を既に伝えていた私ですが、
夫だけ先に引っ越してもらって、
切りのいいところで私が後から引っ越す事も考えていたので、
退職時期については相談しましょう。という事で話しを進めていました。
しかし、妊娠・出産をはじめての転勤先で迎えることになった為、
そう悠長な事を言っていられなくなり、退職時期は少し予定より前倒しで2ヶ月後になりました。
急だったこともあり、有給休暇は全部は取れなかったのですが、一応まとめてとったので、
引継ぎはかなりバタバタになった記憶があります。
なにしろつわりが始まり、歩くと気持ち悪い。寝てても気持ち悪い。食べると吐き気。
だったので、仕事も通勤も引っ越し準備も、日常生活すべて辛かったです。
そしてなぜか上司がぜんぜん社長まで退職の話しを通してくれなかった為、
同僚にも説明できず引継ぎが進まなかったのはとても大変でした。
妊娠を希望している皆さんはいつでも引継ぎできるように、
常に業務を整理しておくと良いかもしれません、、、、。
引越し先のアパート探し
さて、会社への報告に引継ぎ準備にバタバタしていた私ですが、
同時に夫と一緒に転勤先の住まいを探さなくてはいけませんでした。
引っ越し先は住んでいた地域から飛行機で2時間程度、更にバスで50分ほどかかるところで、
立地も路線もすべて調べるところから始めなくてはなりませんでした。
住まいを決める時、一番気にした点は病院の場所と夫の職場の場所です。
私たち夫婦は車の運転も車もあまり好きじゃない方でしたので、
病院にある程度近い場所で、夫が職場にも行きやすい場所にしたかったのです。
これが里帰りしない出産をする上で、私たちにとってはとても良い判断になった点でした。
病院が近くて良かった点
近い病院にしていて良かった事を紹介します。
歩いて産科病院まで行けた
通院するのに、頑張って30分ほど歩けばつける病院だったのは、とても良かった事です。
安定期の体調が良い時は、ちょうどいい運動替わりにもなりましたし、
土地勘が全くなかった中でバスしか交通手段がないところで、
時間を気にせず歩いて病院に行けるのも、良かったことの一つです。
そしてなにより陣痛が来た日です!
転勤先の地域で、私たちが来る前年に、陣痛タクシーが廃止されていたのです!
とはいえ、夜間の送迎タクシーぐらい電話したらいくらでも来るだろう、と思っていました。
しかし、夜間は台数が少ないので。とあっさり断られ、
陣痛がきているなか、夜の道を歩いて病院まで行くことになりました。
半分ぐらい歩いたところで流しのタクシーを拾えたことと、
病院がギリギリ徒歩圏内じゃなければ大変でした、、、、。
土地勘がなくてもたどり着ける
なにしろ引っ越してすぐだったので、
駅やバス停の場所も調べてから、乗り継ぎも調べてから、
どこに行くにもまず検索してからだったので、
最初のころはバスで一本で行けて、
歩ける時は歩いていける病院だったことは良かったです。
市役所に行くのにも乗り継ぎが必要で、
乗ったバスが初めて見る、先会計のバスだった時はオロオロしました、、、、。
意外とその土地それぞれで、交通機関の仕様も違ってたりするみたいです。
バスとバスの乗り継ぎとかが苦手な人には、よく通うところが”近い”ってオススメです。
近くに住んでいるママ友を見つけやすい
転勤で遠方に引越して、困ることの一つに、知り合いが1人もいないこともありますよね。
そのうえ、妊娠中で体調の問題や、夏の暑さの問題もあり、
人と会えない・話せないことは、かなり苦痛でした。
でも、市がプレパパ・ママ向けに行っているパパ・ママ教室で
同じ病院に通っている人に出会えた事で、
お話しする機会や、産後に赤ちゃん連れで一緒に遊ぶ事なども出来て、かなり救われました。
近い病院を選ぶ事で、
近くに住んでいるママ友と出会う機会が増える事は、おすすめのポイントです。
入院中にパートナーに来てもらいやすい
純粋なお見舞いもそうですが、私の入院していた病院には売店がなく、
ノンカフェインのお茶や、ミネラルウォーターも外来の自販機だけ(しかもだいたい品切れ)でした。
母乳を出すのに水分補給が大事なため、夫に仕事帰りにお水を買ってきてもらったりしました。
前述しましたが、私たち夫婦は車が苦手な為、夫は自転車で病院と職場に行っていました。
なので病院が遠かったら、仕事帰りに来てもらうのがかなり大変だったと思います。
引越し後のマンションの管理方法
転居先のアパートを探すと同時にやらなければならないのが、現住居の問題です。
賃貸アパートであれば退居手続きと、引っ越し手続き、
ガス・水道・電気等公共料金の停止手続き等ですが、
私たちが住んでいたのが分譲マンションであったため、
マンションをどうするか、決めなければいけませんでした。
候補は3つありました。
①そのままマンションを維持し、留守宅管理サービスを使う
②そのままマンションを維持し、親族に留守宅の管理を頼む
➂マンションを賃貸に出す
住んでいたマンションを気に入っていたため、手放す選択肢はなかったのでこの3つでした。
さて、それぞれのメリット・デメリットを確認していきましょう。
①そのままマンションを維持し、留守宅管理サービスを使う
マンションを維持するとして、
そのまま放置すると、住宅はどんどん傷んでいってしまいます。
私たちの転勤期間は2年の予定でしたので、大事なマンションを2年放置する。
という選択肢はありませんでした。
そこで利用できるサービスは「留守宅管理サービス」です。
家主不在の家やマンションの風通しや掃除、点検などを行うサービスです。
さてこのサービスのメリットとデメリットを見ていきましょう。
留守宅管理サービスのメリット
①家やマンションが傷みづらくなる
週1回や月1回風通しや掃除をしてくれるので、
人が住んでいなくても家やマンションが痛みづらくなります。
②戻ってきた時にすぐ使える
転勤から戻ってきたときに留守宅管理サービスの場合、
引っ越し後すぐに住居として使用できます。
➂管理状態の質が担保されている
会社に料金を支払ってサービスを受けるため、清掃や管理に一定の質を求める事ができます。
家事代行を行っている会社は清掃を得意としていたり、会社によって特色があるのも特徴です。
留守宅管理サービスのデメリット
①鍵を他人に預けなければならない
どんなに有名な会社だとしても、自分の家の鍵を渡して自分が不在の時に出入りされることに
不安を覚える方もいるでしょう。よく評判などを確認しましょう。
②そのままマンションを維持し、親族に留守宅の管理を頼む
留守宅管理サービスと同じでマンションを維持しつつ、
第三者に管理を依頼する方法として、
親しい親族に定期的に管理を依頼することも一つの手でしょう。
どういったメリットとデメリットが出てくるか考えていきましょう。
親族に留守宅の管理を頼むメリット
①家やマンションが傷みづらくなる
留守宅管理サービスと同様、週1回や月1回風通しや掃除をしてくれる場合、
人が住んでいなくても家やマンションが痛みづらくなります
②安心感
留守宅管理サービスだと、どんなに信用できる会社だとしても、
知らない人に自宅を任せる不安や、居心地の悪さを感じる人も多いでしょう。
その点、親しい親族に依頼する場合、
気安さや信頼感があり、安心できる人も多いでしょう。
➂依頼内容に融通が利きやすい
会社のサービスだと難しいような細かな事でも、
連絡を取りやすい親族なら、相談しながら対応してもらいやすいでしょう。
親族に留守宅の管理を頼むデメリット
①責任の所在が不明確
契約書を作成しない親族間での管理依頼は、何か問題が起こった時に
責任の所在が明確ではない為、トラブルになるリスクがあります。
②支払う金額の設定が難しい
親族間であっても留守の家の管理を頼む以上、お礼を支払わない訳にはいかないと思います。
双方の納得する金額にすることが、その後のトラブルを回避するコツでしょう。
➂マンションを賃貸に出す
上の①②の選択肢とは違ってマンションを空き家にせずに貸し出す方法です。
今回、我が家は2年間の転勤と決まっていたため、マンションへ戻ってくる前提で
どういったメリット・デメリットがあるかをみていきましょう。
マンションを貸し出すメリット
①家やマンションが傷みづらくなる
人が住むわけですから、おのずと家やマンションの風化は免れます。
風通しなどの量も、住まずに管理している場合に比べて、頻度が多くなるでしょう。
②賃貸収入ができる
マンションを所有しつつ、転勤先で部屋を借りる場合、二重で住まいにかかる料金が発生します。
固定資産税+管理費+修繕積立+ローン返済額に、更にアパートの賃貸料まで掛かる訳です。
そこに留守宅管理サービス、もしくは親族への依頼金が積み重なると
なかなか費用がかさみますよね。
思い切ってマンションを賃貸として貸し出すことで、
毎月賃貸料が入ってきますので、この費用を軽減できるメリットがあります。
マンションを貸し出すデメリット
①貸した相手によっては部屋にダメージが出る
どうしても人が住むので床に傷がついたり、壁紙にダメージができたりします。
床や壁紙は返却時に原状復帰が基本ですが、
貸した相手によって、使い方次第では家やマンションが傷む可能性もあります。
②部屋や鍵を貸す不快感
家族以外が自分の家やマンションを使用する事に、不快感や不安感を感じる場合もあるでしょう。
信用できる管理会社を選ぶ必要もあります。
➂部屋に借り手が付かない場合もある
マンションを貸して賃貸収入を得ようとしても、借り手がつかなければ意味がありません。
借り手がなかなか決まらない場合、人が住まない時期が出来てしまいます。
我が家の選択
上記をふまえ検討し、我が家では➂のマンションを賃貸に出す事に決めました!
決めた理由には、やはり費用面のことも大きいです。
転勤先のアパートを借りる事は、二重支払いをすることになり、
会社の補助があるとしても強いデメリットに感じました。
あとは水回りのリフォームを検討していたため、
賃貸収入をマンションに戻った際のリフォーム代として使用し、
水回りのリフォームをすることで、他人が使用した不快感を取り払うことにしました。
また、鍵に関しては、我が家ではマンションの共有部分と、
玄関ドアの鍵を替えて、2つ鍵を使用することで、防犯性を高めていました。
そして、マンションを貸し出す際に、共有部分と玄関ドアの鍵を同一で使用できるように
鍵を交換してから、部屋を引き渡し、普段使用している玄関ドアの鍵は
渡さなくても良いようにしました。
家やマンションを貸す際に鍵を付け替えるのは、防犯上とてもオススメです!
期間限定の転勤であったため、マンションは2年限定の定期借家契約で貸すことになりました。
借り手がつきそうな物件で、人に貸すのが嫌じゃない人には良い選択肢になると思います。
定期借家契約とは?
通常の賃貸契約は契約期間が完了後、更新により引き続き入居が可能です。
しかし定期借家契約では契約期間が完了した時点で賃貸契約が終了となります。
再契約が出来なければ、基本的に住居に住み続けることは出来ないよ!という事です。
妊娠中期での引っ越し
私は妊娠中期の、割とつわりが辛い時期での引っ越しになりました。
仕事の引継ぎも、会社でたまに吐きながら行い、帰りのバスでは涎つわりが止まらず、
ずっとティッシュに涎を吐き出し、持ってきた袋に捨てながら帰りました。
横になっていても気持ち悪く、寝入っている時しか気が休まらない時期です。
あの時は、本当につらかった、、、、。
夫と話し合い、引越し先のアパートの準備が整ってから、
移動した方が良いだろうという事になり、引っ越しの箱詰め準備までは一緒に行い、
マンションの引越し荷物の搬出と、転勤先への荷物の搬入は、
夫一人がやってくれることになりました。(助かりました!ありがとう!)
荷物の搬入が終わるまでの一週間程度は実家で過ごさせてもらい、
あとから一人で転勤先に飛行機で向かう事になりました。
今まで飛行機に一人で乗った経験もあり、飛行機移動にストレスを感じた事はなかったのですが、
つわりがあるなかでの飛行機は、
「歩いてるだけでも酔ったみたいに気持ち悪いのに、飛行機の揺れで更に気持ち悪くなりそう。」
「機内で吐いたらどうしよう、、、、。」
など不安でいっぱいでした。
ただ、全日空での移動だったのですが、事前にCAさんに妊娠中であることを伝えていた為、
具合を気にして頂いたり、気を紛らわすアメを頂いたり、ブランケットを持ってきて頂いたり、
フライトの2時間の間とても気を遣って頂きました。
こうして、どうにかこうにか転勤先の最寄りの空港まで付き、そこからバスで1時間程度移動し、
なんとか引っ越し先のアパートにたどり着きました。
今まで経験してきた事のない、体調への不安を感じる旅になり、
たった3時間程度の移動が、とても長く感じました。
転勤の多い職種の方で、もっと大変な移動をされている方も多いと思います。
妊娠中の引っ越しというのは、とても大変なものなのだとな、実感しました。
吐き気と役所手続き
引っ越しとは、移動して、「ハイ!終わり」とはなりません。
転勤先の市町村へ転入届を出したり、印鑑証明と取り直したり、免許証の住所を変更したり、
私の場合、住んでいるアパートから市役所までが、バスを乗り継ぎ30分ぐらいかかりました。
引っ越しして間もなかった為、土地勘も無いしバスの路線も検索しながらで、
手には吐き袋を持ちつつ、何とか手続きをすませました。
とくに印鑑証明が、上で書いたマンションの賃貸契約で郵送しなければいけない書類だったので
特に具合が悪いタイミングに、急いで手続きしなければいけなかったのは辛かったです。
皆さんは役所手続きは、余裕をもって無理なく行いましょう、、、。
シカノのまとめ
正直、妊娠中の仕事の引継ぎも、引っ越しも、めちゃくちゃ大変でした!
私はそれでも、引っ越し前の居住地に実家があったり、
夫がある程度、時間に余裕をもって仕事をするタイプだったので、助かりましたが、
世の中には、旦那さんの仕事が忙しくて、一人で荷造りや引っ越し手続きをしたり、
転勤族で近くに実家がなくて、引っ越し中ホテルに滞在になる場合も多いですよね、、、。
本当に皆さんお疲れ様です!!!本当っっっに尊敬です。
ただ、私は転勤について行くこと自体はじめてで、
生まれたところから離れた場所に、年単位で住むこともはじめてだったのですが、
なかなか良い体験と、ワクワクする体験が出来た。とも思いました!
まぁ、このあとの乳児子育てでも大変な事はあったんですけど、、、笑
皆さんも大変だとは思いますが、
一人で抱え込まず、スクラム育児で今日も乗り切りましょうね!